しじみの効果を実感できる!しじみのさまざまな食べ方とレシピ
しじみは体に良いから毎日食べるようにしよう!と思っても、いざしじみを食べようと思うとしじみ汁くらいしか思い浮かばないですよね? しじみは身が小さいし、しじみのエキスを飲むくらいしか使い道がないようにも思われます。
しかし、毎日しじみ汁ばかりでは飽きてしまいますよね。 そんな時のために今回は、しじみのさまざまな食べ方として、バリエーション豊かなしじみレシピをご紹介します。
しじみのだしを十分に味わえるスープ系
しじみ料理の定番としてしじみの味噌汁がありますが、毎日お味噌汁では飽きてしまうし、味噌自体が嫌いという方もいることでしょう。 そんな時はしじみを洋風のスープに使うという方法もありますよ。
しじみとトマトのクラムチャウダー
クラムチャウダーとは二枚貝を使ったチャウダー(スープ)です。 ベーコンやじゃがいも、タマネギを入れてポトフのように仕上げるのが一般的ですが、トマトと組み合わせることによって、二日酔いの改善に効果を発揮します。
トマトを食べると、血液中のアルコール濃度が3割ほど低下し、アルコールの分解される時間も早くなるとの報告があります。 しじみはよく知られているように、肝臓の機能を向上するので、トマトと同様に二日酔いの改善に効果が期待できます。
材料
- しじみ 100g
- ミニトマト 1パック
- 料理酒 大さじ2杯
- だし(カツオでも昆布でもお好みで)50cc
- 牛乳か豆乳 50cc
- 塩こしょう 少々
- 小口切りのネギやかつお節などお好みで
作り方
- 砂抜きしたしじみはお酒と一緒にフライパンで炒める
- 湯むきをしたミニトマトは食べやすい大きさに切り、だしや牛乳と一緒に混ぜ合わせる
- ミニトマトとだしに炒めたしじみを加えて、沸騰しない程度に温めて出来上がり
- 仕上げに塩こしょうで味を調えて、お好みでネギやかつお節をかける
しじみが主役!しっかりおかず系
しじみは生のままでさまざまなおかずとして使ってもおいしいですが、すでに味付けをしてあるしじみの佃煮を使うと、朝の忙しい時間の時短になります。
しじみの佃煮を使っただし巻き卵
卵にはタンパク質がタップリ含まれている上にアミノ酸も豊富です。 その上、食欲を抑えるレプチンが分泌されるために、空腹感を感じる「グレリン」というホルモンの働きを抑制します。 同様にタンパク質の豊富なしじみと一緒に摂ることで、ダイエット効果も得られるのですね。
材料
- しじみの佃煮 大さじ2(お好みで)
- 卵 2個
- だし(カツオでも昆布でもお好みで) 大さじ2
- 塩こしょう 少々
- 砂糖 お好みで、なくても可
- ゴマ油 大さじ1
- ワケギ、大根おろしなどお好みで
作り方
- ボウルに全ての材料を入れてよく混ぜ合わせる
- ゴマ油を引いたフライパンに、1の具材を流し入れ卵焼きを作る
- お好みで小口切りにしたワケギや大根おろしを乗せて出来上がり
しじみの殻ごとつかえる麺類系
多めに作ったしじみの味噌汁が余ったときに、中華麺を入れてラーメンにするのもおいしいですが、同じ麺類を作るのであれば、一緒に使う食材との相乗効果が得られるものがいいですよね。
しじみと梅のにゅうめん
梅干しに含まれるピクリン酸は、肝機能を高めることが知られています。 しじみにはタウリンが含まれていて、梅干しと同様に肝機能を高める効果が期待できます。 しじみと梅干しを合わせたにゅうめんならば、お酒と一緒に食べても二日酔い対策に役立ちそうですよね。
材料
- しじみ 100g
- 梅干し 大1個
- そうめん(茹でておく) 1束
- 昆布だし 300ml
- しょうゆ 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 料理酒 少々
- 塩 少々
- 白髪ネギ お好みで
作り方
- 昆布だしに砂抜きしたしじみを入れて火にかける
- 1に醤油とみりん、酒、梅干しを入れて煮立たせる
- 先に茹でておいたそうめんを器に盛り付けたら、2を入れる
- お好みで白髪ネギを飾って出来上がり
ごはんと一緒にしっかり主食系
しじみの身をしっかり食べたいと思ったら、やはりしじみごはんが一番でしょう。 しじみの殻ごとの調理だと、食べるときにしじみを取り出さないとなりませんが、しじみごはんであれば無理なくしじみをまるごと食べることができます。
しじみごはん
ごはんに含まれる栄養素は三大栄養素の一つ「炭水化物」ですが、しじみにも炭水化物が含まれていて、貝類の中では比較的多いほうです。 炭水化物は脳のエネルギーとなるので、しじみとの相乗効果で脳機能の活性化が期待できます。
材料
- 米(白米でも玄米でも) 1合
- しじみ 100g
- 料理酒 カップ1/2
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
- しょうが(千切り) 1片
- 昆布 10cm角
作り方
- お米はといでザルにあげておき、しじみは酒と醤油、昆布と一緒に煮出す
- 10分ほどアクを取りながら煮出したら、しじみをザルにあげておく
- しじみの汁が冷めてから、炊飯器でお米と調味料、生姜を一緒に炊く
- ごはんが炊きあがったところに、ザルにあげておいたしじみをざっと混ぜ合わせて出来上がり
おわりに
しじみが体に良いからとたくさん買ってきたのはいいけれど、しじみ汁以外に何を作ればわからないときなどは、普段作っている料理に入れて使えないかを考えてみるといいでしょう。
冷凍しじみの方が栄養価がUPすると言われていますので、砂抜きをし一度冷凍保存をしたしじみを使って調理をすることをおすすめします。
今回ご紹介したレシピは、どれも簡単に作れますので是非、ご家族の健康のためにもしじみを効率的に取り入れていってくださいね。
参考
しじみのさまざまな食べ方
https://haruhi.stamplly.jp/078.html