しじみとターンオーバーの関係とは?美肌にもしじみが効果的!

美肌を保つには肌の新陳代謝が正常に働くことがとても大切で、この肌の新陳代謝のことを「ターンオーバー」といいます。 では、しじみとターンオーバーにはどんな関係があるのでしょうか?

今回は、しじみを摂取することで得られる美肌効果としじみとターンオーバーの関係をご紹介していきます。

美肌の秘訣!ターンオーバーのしくみとは?

皮膚は3つの層で成り立っています。 それが上から表皮、真皮、皮下組織です。 そして、皮膚の表皮はさらに4つの構造に分かれています。 それが、一番外側から、角質層(かくしつそう)→顆粒層(かりゅうそう)→有棘層(ゆうきょくそう)→基底層(きていそう)です。

肌が生まれ変わるためには、基底層で生まれた細胞が、形を変えながら角質層に上がっていくプロセスが必要です。 最後に角質層に押し上げられた細胞は無核(死んだ状態の細胞)となり、垢として剥がれ落ちます。 これがターンオーバーの仕組みです。

ターンオーバーの周期は大体28~56日前後といわれていて、年を重ねるにつれて遅くなることが多いです。 しかし、ターンオーバーは、早すぎても遅すぎても正常できれいな肌にはなりません。

ターンオーバーが早すぎる場合

基底層で生まれた細胞が、未成熟なまま表面に押し上げられてしまい、肌がごわごわして水分を保つことが難しくなります。

ターンオーバーが遅すぎる場合

表面に角質が溜まってしまってくすみやシミの原因となり、ごわつきが出て傷跡の治りも遅くなります。

しじみとターンオーバーの関係

美肌を保つためには、ターンオーバーが正常に行われることがとても大切なのだとわかりました。 ターンオーバーを正常に保つには、規則正しい生活をしたり、バランスの良い食事を心がけたり、ストレスを溜めないことなどに気を配る必要があります。

しかし、これらを全て徹底することは非常に難しいですよね?そんな時にしじみの美肌効果が役立ちます。 なぜ、しじみが美肌に良いのかというと、しじみに含まれる栄養素であるオルニチンが重大なカギを握っています。

オルニチンは成長ホルモンの分泌を促す働きがあるため、肌の新陳代謝を活性化させる力があります。 成長ホルモンとは、細胞分裂を促すホルモンで、睡眠中に多く分泌されることが分かっています。

肌のターンオーバーはさまざまな要因に気をつけないとなりませんが、成長ホルモンが活発に働く夜間にしじみを摂ることで、ターンオーバーが正常に働くのです。

美肌効果があるしじみの栄養素

しじみに含まれている栄養素であるオルニチンは、肌のターンオーバーを促すことで、健康できれいな肌を保ちます。 その他にもしじみに含まれる栄養素には、美肌効果やダイエット効果を発揮してくれるものがあります。

亜鉛などのミネラル類

弾力のある美しい肌を作るのに必要な、コラーゲンの生成を促します。 肌の代謝も活発になることでターンオーバーはもちろん皮膚を活性化します。

ビタミンB12・鉄分

赤血球の働きを助けるので悪性貧血を予防します。 女性は貧血が多いといわれますが、貧血になると血流も悪くなって顔色がくすむ原因にもなります。

ビタミンEなどのビタミン類

強い抗酸化作用をもち、アンチエイジングに効果が高いといわれるビタミンEは、体内の活性酸素を除去してくれるので、シミやシワが気になる場合は積極的にしじみを摂るといいでしょう。

また美肌の他にも女性にはうれしい効果として、オルニチンのダイエット効果が挙げられます。 オルニチンの成長ホルモンを促す働きは、筋力アップにも一役買います。

脂肪を燃やすには筋肉がついていないと難しいので、しじみを食べてたっぷりのオルニチン効果で筋力をしっかりつけることで、ダイエットに効果が期待できるというわけです。

まとめ

肌の美しさは正常なターンオーバーが働いていることが重要です。 しかし、年を重ねるにつれて、ターンオーバーの乱れが生じ、肌がかさつきがちになったり、シミやシワが増えたりするのです。

しじみに含まれるオルニチンには、ターンオーバーを正常に保つ働きがある上、亜鉛や鉄などのミネラルやビタミンBやビタミンEなどは、血流促進や肌を老化に招く活性酸素を除去してくれる働きがあります。

肌のターンオーバーを正常に保つには、しっかり睡眠を取り、バランスの良い食事をすることや、ストレスを溜めないことが大切ですが、日常的にしじみを摂り入れることによって、気軽に美肌を保つお手伝いをしてくれます。