乾燥しじみの5つのメリットを紹介！手軽にしじみの栄養が摂れる方法

お酒をたくさん飲む方などは、しじみ汁を飲むといいという話をよく聞くのではないでしょうか？しじみ汁はしじみを買ってきてそのまま茹でたり、味噌汁に入れたりする方法もありますが、時間のないときには少し面倒に感じるものです。

そんな時に知っておくと便利なものが「乾燥しじみ」です。乾燥したしじみというと、生のしじみに比べて鮮度や栄養価も落ちるのではないかと考えがちですよね？

そこで、実際の所はどうなのか？乾燥しじみの5つのメリットと効率的にしじみの栄養を摂取する方法をご紹介していきます。

乾燥しじみと生のしじみとの違いは？

野菜、果物などは、生のものが新鮮で美味しいというイメージがあり、乾燥したものはインスタント食品などが連想され、身体に良くないのでは？という印象を持つかもしれません。

しかし実際には、ドライフルーツや乾燥野菜、昆布や椎茸などの乾物は、食材の旨味や栄養素がそのまま凝縮されて活かされていることが多いです。決して生の食材にひけはとらないのです。

乾燥しじみはしじみの身を殻から取り出して乾燥させたものです。乾燥の際に太陽に当てることにより、紫外線の効果で栄養価が増すといわれています。

一方、生のしじみは新鮮さが命で、すぐに調理しないとその栄養価の恩恵にあずかることができません。

乾燥しじみが生のしじみと比べても栄養価が高く、非常に便利に使えることがわかったところで、乾燥しじみの5つのメリットを1つずつ見ていくことにしましょう。

先述したように、乾燥しじみを作るときには太陽光に当てて乾燥させます。その際に高まる栄養素として、ビタミンB群やビタミンA、亜鉛、鉄、タウリンなどのミネラル、アミノ酸の一種であるオルニチンがあります。

同様に旨味成分であるグルタミン酸やコハク酸などの旨味も凝縮され、生のしじみよりも味わい深く風味が良くなることが知られています。

生のしじみを使ってしじみ汁を作る場合、砂抜きをしてから調理をしないとなりません。しじみはあさりと比べてもそれほど砂抜きに手間がかかることは少ないとはいっても、やはりそれなりの時間が必要です。

また、しじみはしじみのエキスだけではなくしじみの身も全て食べることで、栄養をしっかり摂り入れることができます。そのためしじみの身ごと全て食べる必要がありますが、生のものは殻から外す手間がかかって少し面倒です。つい、エキスだけを飲んで満足してしまいがちです。

その点乾燥しじみはすでに殻から身が外された状態ですので、そのまま調理するだけで、しじみの栄養を簡単にしっかり摂り入れることができます。

しじみ料理といえばしじみ汁を思い浮かべる方が多いと思いますが、炊き込みごはんや佃煮、パスタなどに入れても、しじみを手軽に摂り入れることができます。

しかしこれらの料理を生のしじみで作ろうとすると、まず、殻を外す手間がかかってしまい気軽に作ることができません。乾燥しじみであれば、どんな料理であってもそのまま使うことができるため、さまざまな料理に手軽に使うことができます。

貝というと牡蠣に、ノロウィルスなどの菌が存在していることがよく知られていますが、しじみにも同じく有害な菌が存在しているのです。

貝の中でも二枚貝と呼ばれる種類の貝（あさり、しじみ、牡蠣、ハマグリなど）は、プランクトンと一緒にウイルスを中腸腺に蓄えています。牡蠣の場合はウイルスの少ない海域で、ウイルスを減らす処理をしてから出荷されますが、しじみの場合はこのような処理をされずに出荷されています。

しじみを生食することはほとんどないので、知られていないことが多い事実です。しかし、乾燥しじみにはすでに熱処理されているためそのような心配はありません。

乾燥しじみは太陽光により乾燥させることで、旨味が凝縮されていますので、そのまま食べても美味しく頂けます。

市販の乾燥しじみには味付けされたものも販売されているので、そのようなタイプの乾燥しじみは、子供のおやつやお酒のおつまみに気軽に食べることができます。

乾燥しじみの栄養価をしっかり摂るには、しじみのエキスを余すことなく摂れるしじみ汁や味噌汁がおすすめです。特に、乾燥しじみの場合は生のしじみと比べても、その身を食べることが簡単で、しじみの全てを摂り入れることができるからです。

その他、炊き込みごはんや佃煮、和え物やパスタに至るまで、工夫次第で使い方のバリエーションも豊富です。

しじみの栄養素として有名なものにオルニチンがありますが、サプリメントではないと摂り入れられないのでは？と考える方も多いでしょう。しかし、乾燥しじみという存在を知っておけば、あらゆる料理に摂り入れることができ、生のしじみでは不可能なメリットもたくさんあります。

日常的に効率よくしじみの栄養素を摂り入れるために、乾燥しじみを常備しておくのもいいかもしれませんね。